2015年8月3日月曜日

池田郷土史学会のご紹介とご案内

◎池田郷土史学会ご紹介
1914年(大正3)「池田史談会」が発足しました。
 池田町長林田松三郎(安平)、稲束芝馬太郎(最初の会長)、岸上善五郎、原田長治、稲束猛、吉田鋭雄らの手により、新聞「太陽日報」に稲束猛、吉田鋭雄の「池田人物誌」が連載され、『池田酒史』『池田人物誌-上下-』『池田叢書』(5冊で中絶)などが続々と発刊されました。
 綾羽町の稲束家住宅は今も昔の豪商町屋の面影を伝えています。蕪村や呉春の作品も多く池田に残され、小林一三の逸翁美術館コレクションに入っています。
※富田好久「創立50年のあゆみ」『池田郷土研究』第5号2002年より

太平洋戦争後の1952(昭和27)年、北摂郷土史学連合会会長の粟野頼之祐の勧めもあって、戦争で活動が中絶していた「池田史談会」の再興が図られ、「池田郷土史学会」が発足しました。会長武田義三(池田市長)、副会長江坂長四郎(大阪学芸大、現教育大教授)、名誉顧問小林一三、顧問魚澄惣五郎、粟野頼之祐、林田安平ら、理事原田憲、林田良平、前田利三郎らの手で活動が始まり、幹事舟ケ崎正孝、小伏輝男が実務に当たりました。
 1952年5月25日第1回例会は大広寺で「牡丹花肖柏について」(弥吉菅一大阪学芸大助教授)が開催されました。

【参考】池田叢書
・吉田鋭雄『田中桐江伝』池田史談会 1923 (池田叢書第1編)
・荒木蘭皐『鶏肋集』池田史談会 1923 (池田叢書第2編)
・山川正宣『山川正宣集』岸上善五郎編 池田史談会 1924 (池田叢書第3編)
・坂上稲丸・井上遅春『俳諧呉服絹・呉江奇覧』池田史談会 1925 (池田叢書第4編)
・牡丹花肖柏『春夢草 附夢の名残』池田史談会 1927 (池田叢書第5編)


◎池田郷土史学会とは(池田郷土史学会会則第2条、第3条より)
<目的>
 ・池田市を中心とする郷土史研究を行う
 ・池田市の文化・学術行政に寄与する
 ・市民に郷土の歴史に関する知識を普及し、豊かな社会創造に寄与する
<活動内容>
 ・研究発表、講演会および見学会
 ・会誌ならびに史料の発行
 ・郷土の歴史と文化財を普及するための資料の刊行
 ・史蹟の保存ならびに保護に対する協力
 ・池田市史編纂に対する協力
 ・市史編纂のための史料蒐集および保存
 ・その他、この会の目的達成のために必要な事業
<市と協働することのできる事業>
 ・郷土の歴史と文化財を普及するための資料の刊行事業
 ・史蹟の保存ならびに保護に対する協力事業
 ・市史編纂のための史料蒐集および保存事業


◎平成15年5月19日に池田市の公益活動として指定され、助成(池田市公益活動助成金)を受けています。


◎例会について
 とき:毎月第2日曜日 13:30より15:00まで(原則、4月総会、8月は休み)
 場所:池田コミュニティセンター(池田市栄本町9-1 電話:072-751-5983)、池田中央公民館(池田市菅原町1-1 電話:072-754-6299)など


◎主な活動
  1. 年11回、古代〜現代までの歴史講演会、研究発表会、見学会の開催(講師:地域歴史の研究者及び会員による)
  2. 『池田郷土研究』の編集と発行(年1回4月発行) ※令和2年9月現在、1〜22号まで発行

◎組織概要
名称:池田郷土史学会
会長:室田卓雄
連絡先:栄本町9-1 市立公益活動促進センター
電話番号:072-752-4334

1 件のコメント:

  1. こんにちは。
    私は韓国人でソウルで高校の教諭しています。最近読んだ本が’アボジがこえた海’という本です。
    今まで知らなかったことがたくさん載っていて大変勉強になりました。それで、いろいろもっと知りたいことがありまして’室田卓雄’先生のお名前だけで検索してこのサイトまで訪ねることになりました。申し訳ないですが室田卓雄先生のe-mailアドレスを教えていただけないでしょうか。
    急にお願いしてすみません。メールアドレスは jun3902@naver.com
    です。お願い申し上げます。

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